第47章
鈴木 舞 ヴァイオリンリサイタル

〜日本人作曲家作品を奏でて〜
一部14:30pm  
二部17:00pm  

 
梅雨らしいしとしと雨の6月23日土曜日、コンチェルティーナGINZAでは、ちょっと珍しいリサイタルが行われました。
鈴木舞さんは、東京芸術大学卒業後、ローザンヌ、ザルツブルグを経て、今はミュンヘン在住の新進気鋭のヴァイオリ二ストです。そんな海外で活躍されている舞さんが、日本人作曲家の作品だけを奏でるリサイタル。
「今回は、日本の巨匠、そして現代に活躍する若手日本人作曲家の曲でプログラムを組みました。クラシック音楽の「和の心」を感じていただけましたら幸いです。」と一言をいただきました。
まずは、森田花央里: Remembering Wind合唱などの作曲家としてご活躍の森田先生のチェロのための作品で、今回ヴァイオリン用に編曲して下さった、ここコンチェルティーナが日本、いや世界初演です。
江原大介: ヴァイオリンとピアノのための「無言歌」。フォーレを思わせる粋な逸品。第2部に作曲家ご自身がご来場いただきましたが、テレビCMなど幅広くご活躍されています。
佐原詩音: ヴァイオリン・ソナタ「SETI」より、第2、3楽章。
SETIとは地球外知的生命体探査の略。地球外知的生命体による宇宙文明を発見するプロジェクトの総称で、宇宙からの電磁波と交信するイメージと、作曲家佐原詩音さん自身が来席して解説。譜めくりまでして下さいました。
続いて舞さんのCDにも収録された、
信長貴富: きらめく五月よ、そよぐ大樹よドイツ語で五月をmaiということから、舞さんの名前に因んで作曲された、春のそよ風のように爽やかな曲、山中千佳子 Kotonoha、作曲家ご自身がコンチェルティーナにご来場され、作品解説をしていただきました。そして大曲、三善晃: ヴァイオリン・ソナタ、Moderato-Andante-Moderatemente vivoの3楽章から成り立ちます。東大仏文学科卒業後、フランスに作曲で留学、帰国後東京藝術大学学長となられた巨匠の21歳の作品。フランスの香りがする、完成度の高い作品でした。
芥川也寸志: バイオリンとピアノのための譚詩曲は、日本の旋律が所々で印象的に使われていました。
クラシック界では、聴く機会の少ない日本人の作曲家作品ですが、個性的で素晴らしい作品ばかり。もっと演奏される機会が増えると良いと痛感しました。
現代に活躍する若手日本人作曲家、佐原詩音さん、山中千佳子さん、江原大介さん、会場で身近にお話しを伺う事ができました。ここコンチェルティーナの銀座でちょっとクラシックならでは。得難い経験を悪天候にもかかわらず駆けつけて下さったお客様と共有できました!
日本人作品を、是非、国内外で広めていっていただきたいとの思いを強くした2ステージでした。
意欲的な、お二人の演奏会に感謝すると共に、益々のご活躍を期待しています♫
 

曲目
芥川 也寸志 :
ヴァイオリンとピアノのための譚詩曲
三善 晃 : ヴァイオリン・ソナタ 他
江原大介 ・ 佐原詩音 ・ 信長貴富
森田花央里 ・ 山中千佳子

 
鈴木 舞 (すずき まい) violin
神奈川県出身。2006年日本音楽コンクール2 位、2007年チャイコフスキー国際コンクール最年少セミファイナリスト、2013年ヴァツラフ・フムル国際ヴァイオリンコンクール(クロアチア)1位。オルフェウス室内楽コンクール(スイス)1位。2012年度シャネル・ピグマリオン・デイズ・アーティスト。東京藝術大学を経てローザンヌ、ザルツブルグで研鑽を重ね、読響、東響、日本フィル、ホーフ響(ドイツ)、モラヴィアフィル(チェコ)、ザグレブフィル(クロアチア)、クオピオ響(フィンランド)、ローザンヌ室内管(スイス)等、内外のオーケストラと共演を重ねるほか、各地で室内楽やリサイタルに招かれている。

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