Konzertina Ginza

連日酷暑の7月7日日曜日、鈴木舞&福原彰美　七夕リサイタル開催されました。
フランスとベルギーの音楽、まずはサン＝サーンスのエレジー、悲歌と和訳されますが、美しくポジティブな希望を感じる曲でした。
ルクーはベルギー出身の作曲家でフランスでフランクに師事しました。ヴァイオリンソナタは同郷のヴァイオリニストであるイザイの委嘱により作曲され、師のフランクに習い循環方式で作曲され、30分に及ぶ大曲。ロマンチックで迫力ある演奏に、観客は魅了されました。
休憩を挟み、フランクのヴァイオリンソナタは言わずと知れた名曲。イザイの結婚祝いに作曲され、イザイに献呈されました。全4楽章に、2通りの解釈があると舞さんの解説。
アンコールには女性作曲家、シャミナードのカプリッチョ。小洒落た演奏で幕を閉じました。
暑さを吹き飛ばすような、愛とエネルギーを体感するリサイタルでした。