Special 徳永慶子・田中英明
七夕DUO Concert
七夕も近い7月4日、アメリカ建国記念日にちなみ、ガーシュインのsummer timeで幕開けとなりました。ベートーベンソナタ8番ではいとこの田中英明さんのピアノと息もピッタリの “いとこん” DUOを聴かせてくれました。続く七夕にちなんだ曲は、シチ(七)リアーノ︎ この慶子トークに、会場大爆笑。でちょっと(18)も十八番をとられました。ピアソラ、ラヴェルの心地よい名旋律のオンパレードにうっとり。皆んな知ってるヴィヴァルディ四季から「夏」、カッコウや山鳩の鳴き声の解説もあり、これまでに無い深い鑑賞となりました。アンコールのピアソラは一転しっとりと大人の雰囲気。さらに第2部ではブラームスハンガリー舞曲第2番まで加わる大サービスで、梅雨を吹き飛ばす熱気あふれる演奏会でした。
「もう一度、聴きたくなる演奏ですね。」お客様から直後にいただいた感想は、居合わせた方全員の気持ちです。徳永慶子さん、田中英明さん、お疲れ様でした!
ガーシュイン「ボギーとベス」よりサマータイム
ベートーベンヴァイオリンソナタ8番
ラヴェル「ハバネラ」
ヴィヴァルディ「四季」より夏
徳永慶子
(とくながけいこ)violin
5歳でヴァイオリンを始める。7歳で桐朋学園子供のための音楽教室に入室。17歳で渡米し、ジュリアード音楽院予科に編入。その後同楽院より学士、修士号およびアーティスト・ディプロマを得る。これまでにアスペン音楽祭、京都フランス音楽アカデミー、ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽祭、夏季ヨーロッパ国際アカデミー、バルトーク国際セミナー等に参加し、マスタークラスやコンサートに多々出演。2005年よりAttacca Quartetに所属。これまでに第7回大阪国際室内楽コンクール優勝(2011)、メルボルン国際室内楽コンクール3位入賞およびABCラジオクラシックFM視聴者賞受賞(2011)、コールマン国際室内楽コンクール優勝(2006)、アーティスト・インターナショナル・オーディション室内楽部門優勝(2007)、チェサピーク国際室内楽コンクールで最優秀賞受賞(2007)し、2007年2月カーネギーホールでのデビューリサイタルを皮切りにアメリカ、カナダ、南米、ヨーロッパ、オーストラリア、日本など世界各地で精力的な演奏活動を続けている。
田中英明
(たなかひであき)piano
神奈川県出身。第17回かながわ音楽コンクール小学生中学年の部最優秀賞。第1回ザイラーピアノコンペティション・イン・ジャパンジュニアの部第3位。アジア国際音楽コンクール高校生部門第2位。横浜市緑区民新人演奏会オーディション最優秀賞。第33回飯塚新人音楽コンクール入選。第5回桐朋学園ピアノコンペティション第2位。桐朋女子高等学校(音楽科)卒業演奏会、桐朋学園大学ピアノ専攻卒業演奏会に出演。伴奏、室内楽において、日本演奏家コンクールにて伴奏者賞、桐朋学園第84回室内楽演奏会、日本工業倶楽部ファミリーコンサート、ヤマハ音楽支援コンサート、読売新人演奏会等に出演。