第7章 岩崎洵奈(pf)　
～ 岩崎洵奈のサロンコンサート魅惑のa la carte ～

　銀座１８クラシック、第７章はピアニストの岩崎洵奈さんをお迎えしました。7 回目を迎えた、銀座１８クラシック。 回を追うごとに予約が早く完売してしまうだけでなく、公演当日に席の確保のために開演前から並ぶ方も増えてきました。開演15分前にも関わらずご覧の様子です。会場に入る直前の岩崎さん。それまでの冗談を飛ばしながらのリラックスした表情から、瞬時にキリッとした瞳の本番モードに入ると、周囲に緊張感が走ります。入場し、ピアノに腰を下ろした瞬間からjunnaワールド突入です。バッハ／イタリア協奏曲、モーツァ ルト／ソナタニ長調を終えた頃にはすっかり客席は 岩崎さんの音に圧倒されていました。演奏の合間にも魅せてくれます。小さな音で鳴っているオルゴールをおもむろにピアノ響板に載せる と、あら不思議、豊かな響きに早変わり！ピアノを知り尽くした岩崎さんならではの余興です。 続いては、来場者のために前日ご自身で編曲されたという『ハッピーバースデー・メドレー』を披露されま した。ジャズ曲も含む大人のメド レーに会場は大盛り上がりでした。
第二部の公演ではドレスを衣装替え。演奏も衣装もにもとことんこだわります。
ショパン／エチュード、リスト／ハンガリー狂詩曲の予定曲終了後に、ガーシュウィンで鮮やかに締め括りです。心に残る演奏、その一言に尽きる素晴らしい公演でした。