第3章 高橋梓 with 太田陽子 
低弦の魅力~ヴィオラ編~

 
ヴィオリストの高橋梓さんをお迎えしました 。いよいよ公演開始です。あまりに近い観客を前に、最初はちょっと緊張気味かな?ヴィオラのソロを聴く機会はなかなか無いものです。梓さん、その中でも選りすぐりの曲を披露されました。まず始めはカンパニョーリ作曲・41のカプリスより第32番   一曲弾き終わったばかりなのに、会場はもうすっかり梓さんの世界に。周囲の誰もが一目置く博識の彼女です、作曲家や作品の紹介はとっても深く興味深いものばかり!ヴュータン:無伴奏ヴィオラのための奇想曲、バッハ(コダーイ編曲) : ファンタジア・クロマティカ 。そしてヒンデミットの無伴奏ヴィオラソナタ作品25-1梓さんの手にかかると、ヴィオラとはこんなにも魅力的な楽器なのかと驚くばかり。 艶やかな音色に包まれる時間は至福のひとときです。
 低弦’s(ていげんず)結成。演奏曲は、~低弦の魅力~にぴったりの、ベートーベン:ヴィオラとチェロのための「二つのオブリガート眼鏡付きの二重奏曲」太田陽子さんのチェロが加わり、ヴィオラは更に美しい音色を響かせるのでした。アンコールに、J.S,.バッハ:アンナマグダレーナのためのクラヴィーア小曲集よりメヌエットを演奏頂きました。あっという間のを1時間。 最後に、高橋梓さん太田陽子さんが活躍するクァルテットソレイユの4/28Spring Concertのご紹介。クァルテットファンにはたまらない、とっても充実したプログラムは見逃せません!お待たせティータイムのお時間です。今回はパリ4区・ラルニコルのマカロンが登場☆彡いつもではないですが、こういう時もあります。アーティストを囲んで盛り上がりました。