第29章 澤田勝勇
津軽三味線 津軽三味線は打楽器だ!第二弾
第一部 13:30 開演 満員御礼
第二部 16:00 開演
11月23日勤労感謝の日。銀座18(でちょっと)津軽三味線にぴったりな、真冬並みの冷え込みとなりました。
津軽三味線は打楽器だ!第二弾。澤田流名取の澤田勝勇さん、キリッと袴姿で登場です。
澤田勝勇さんは、演歌の長山洋子さんや細川たかしさんとステージの共演でご活躍の他、ロックと三味線を融合した、ROCKバンドROAで、CDリリース、全国ツアーを展開するなど幅広く活動をされています。
今年は、フランスのパリでJAPAN expoの一環として出演し、パリっ子に大喝采を浴びたとか。
本日は正統派の津軽三味線、まずは津軽じょんがら節から。
お値段、約車一台分という津軽三味線。各パーツの説明で、皮は秋田犬の雌が上物とか、(ぎょぎょ⁈)三味線豆知識を聴く事ができました。
リラックスしたところて、津軽よされ節。飢饉にさらされた時に、こんな世は去れと願った唄だそうです。沖縄琉球から、佐渡おけさ、そして津軽へと北上伝来した歴史を語り弾いていただきました。
二部では駆けつけた民謡の名取のお母様と、お弟子さんとの共演で、津軽民謡を披露して下さいました。歌付では歌に合わせて開場から手拍子が沸き起こり、和やかな雰囲気に。
津軽小原節に続き、最後は曲弾き、たっぷりと津軽三味線の奥義を披露していただきました。
外の寒さを忘れる熱演に、大喝采の津軽三味線。また是非お願い致します!
澤田勝勇(さわだかつゆう)
津軽三味線澤田流勝勇会会主
1986年神奈川県横浜市生まれ。1998年津軽三味線を習い始める。
2000年中学二年生の頃より澤田流津軽三味線家元、澤田勝秋師に師事。澤田流津軽三味線名取『澤田勝勇(さわだかつゆう)』を襲名。
2009年細川たかし氏、長山洋子氏明治座公演、大衆演劇三代目大川竜之助一座公演、北海道釧路市山本譲二氏ステージにNAADAとして出演。2010年五木ひろし氏明治座公演、東北新幹線新青森開通PRキャンペーン、長山洋子氏ディナーショー、NHK歌謡コンサート出演。2013年長山洋子氏コンサート、2015年細川たかし長山洋子ふたりのビッグショー複数出演。2016年長山洋子氏 公演出演。 ROA Japan Expo 2016 出演。
ロックと津軽三味線を融合した、「バンドROA」活動開始し、各地でのライブやCDリリースを通じ、活動の場をひろげている。
津軽じょんから節、津軽小原節他
青森県津軽地方で盲目の坊様(ぼさま)の「門付」が発祥とされる津軽三味線。民謡の伴奏として全国に知られ、今や伴奏に留まらず、独自の広がりをみせている。バチを叩きつけるような演奏は、地吹雪のような自然を感じさせると同時に、ジャズやロックのアドリブ演奏と通ずるものがあります。
身体の中から湧き上がるリズム。太棹の迫力を、身近で体感していただけましたら幸いです。